WSC体験記③ イェール大学チャンピオン大会
- WSC Information
- Nov 22, 2023
- 3 min read
Updated: Jan 14, 2024
WSCのイェールでの大会、Tournament of Champions(以下TOC)は今までのものと違い、一層ハイレベルで有意義な経験となりました。一つの記事に収めるのが難しいほど色々と出来事がありましたが、その中でも最も印象的だったものをいくつかピックアップして紹介したいと思います!
1)一段とレベルアップした競技
最終ラウンドの、しかも名門イェール大学で行われる大会ということもあり、私たちは今までよりも多くの時間と労力を費やして勉強に励みました。いざ競技が始まると、以前のラウンドと比べて難しくなることは想定していましたが、想像よりもハイレベルな出題が次々と進みました。例えば、毎回難所であるScholar’s Challenge。マークシート式のペーパーテストの競技ですが、油断は禁物です。ひっかけ問題だったり、とっても悩ましい出題が定番となっています。TOCでは複数の分野を繋ぎ合わせ、ある文学作品の作者が犯罪現場においてどの技術を使ってある犯罪現場の捜査を行うか、などといった難易度の高い問題が出されました。私たちは手強い問題やディベート相手に対しても頑張って奮闘しましたが、やはり以前と比べて手応えが少なかったです。
また、ディベートに関してですが、友達を作るための絶好の機会でした。唯一他のチームと対面できる競技なので、勝ち負けは関係なく、終わった後は特に和気藹々としていました。
2)充実したオフデイ
グローバルラウンドとTOCにはいつも2日くらいのオフデイがあります。オフデイは勉強や競技からの良い息抜きとなるため、個人的には結構過ごし方が大切だと思っています。今回のTOCでは、イェール大学の見学とOppenheimerの鑑賞をしました。イェール大学に通っている先輩が大学の案内をしてくださったので、ゲートの中の寮や図書館に入ることができました!非常に特別な体験で、大学内はやっぱり学術的なオーラが溢れていました。また、もう一つ貴重な経験をしました。それは、日本でまだ上映されていない映画、Oppenheimerを郊外の映画館で見れたことです。映画館はリベラルアーツカレッジのWeslyan大学のすぐ近くにあったため、上映前に少しだけキャンパスを歩き回りました。このように、オフデイが充実していたからこそ、リラックスして競技や結果発表に望むことができました。
3)TOCでしか体験できなかったもの
TOC限定のイベントではCollege Panelというものがありました。これは何かと言うと、現役イェール大学生が入試や大学の勉強に関する質問に答えてくれる、というものです。4人くらいがステージにあがり、それぞれの専攻の話を終えた後に質問タイムがありました。誰でも質問ができる形式で、入試において気を付けるものや大学で受けて良かった授業などに関しての質問がありました。周りの生徒がすごく積極的で驚きました。
※3枚目の写真はディベートで対決したシンガポールからのチームの方と一緒に撮ったものです。WSCの中でも特にディベートは海外の友達が作りやすいので、ぜひ積極的に色々な人と話してみてください!
4)最後に
私たちはWSC Japanが企画しているJTB運営の団体参加ではなく、個人でソウル大会、TOC両方に参加しました。ここでの体験(特にオフデイのことなど)は個人参加をしないと経験できないことも含まれています。団体で参加した場合、また違ったアクティビティーなどが用意されるかと思います。なので、参加形式によって現地での行動がずいぶん変わることをご理解ください。
また、この記事を読んで、少しでもWSCに参加してみたいという生徒さん、WSCに出場する子どもをサポートしたい親御さんが増えれば大変うれしく思います。最後までお読みいただきありがとうございます!
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