WSC体験記② ソウル大会
- WSC Information
- Nov 22, 2023
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ソウルでの私たちの体験は東京大会よりも一層楽しく、また有意義なものでした。7月14日から19日まで続いた長い大会ではありましたが、イベントや観光などの時間があったので案外充実したスケジュールとなりました。今回の記事では、大会の様子、自由時間の活用、来年以降の参加者へのアドバイスなどを紹介していきたいと思います!
参加しなければわからない世界大会の様子
初日、空港から会場のCOEXモールまで移動し、チェックインをしました。WSCの公式ホームページを見ると、どの世界大会も大会チェックインの日程が二日間となっています。実は、ジュニア・シニア部門と分かれており、シニア部門はジュニア部門の翌日からであったため、一日遅く韓国に到着することができました。チェックインはフロントデスクにいき、プラカードやミールチケットを受け取るだけだったのですぐ終わりました。
その日はランチを食べた後モール内を散策し、ホテルへと向かいました。早めにチェックインを済ませておくと、かなり自由時間がとれるのでおススメです。
さて、翌日から大会は本格的に始まりました。最初の競技、ディベートは少し離れた学校で行われ、まずまずの結果でした。
ランチの時間になると、参加者全員が一斉に解散し、朝に配られたミールチケットを持ってモール中を歩き回っていました。COEXモールは世界最大規模のショッピング施設であったため、近隣にレストランがたくさんありましたが、参加する世界大会によっては違うと思います。大会のホスト施設、また周辺のショップやレストランについて下調べしておいた方が良いでしょう。
2. 自由時間について(オフデイ)
世界規模の教養を競う大会と聞くと真面目で大変なものを想像しがちですが、実際はそうではありません。意外と大会のイベントやオフデイが用意されているので、息抜きする時間があります。ずっと勉強ばかりだと疲れてしまうので、比較的自由時間が多いスケジュールで良かったです!
より具体的にオフデイについて述べると、明洞のKPOPやコスメストアに行ったり、南大門の屋台を散策したりしました。
世界大会に進出するとこのようにホスト国の文化や食事を満喫することができるので、皆さんも是非地方戦で上位入賞を目指して頑張ってください!
3. 大会のイベントについて
東京ラウンドなどの地方ラウンドとは違い、グローバルラウンドではWSC主催の3つのイベントが競技とは別に行われます。
a. カルチュラル・フェア
このイベントは、世界各国から来た生徒が学校主体で食事や服装、国旗のついたグッズなどで自国の文化をアピールするものです。学校や国ごとにブースが設けられ、伝統的なお菓子の試食やその国に関する口頭クイズに答えることなどができます。ソウル大会ではインドのお菓子を食べたり、ケニアの首飾りをつけて写真撮影をしました。競技の勉強からの良い息抜きになり、行って良かったです!(ちなみに、競技以外のイベントは任意参加でした。)
b. スカラーズスカベンジ
スカベンジはランダムに選ばれた15人程のグループの一員として、WSC側から提示された課題をこなしていくというものです。課題というのはグローバルラウンドによって違うらしいのですが、ソウルでは会場がモールということもあってたくさんの店舗を回りました。モールの指定された場所にいくと、特定のポーズをしたり、あるサインの前で写真や動画を撮りました。そして、後日チームメンバーの一人がその画像や動画を運営側に送る、というものでした。ソウルラウンドで一つ特殊だったことが水族館がモールの中にあったことです。なので、1時間くらい水族館の中を散策する時間がありました。水族館にまで行けるとは思っていなかったので、とても楽しかったです。
c. スカラーズボール(種目の1つであるbowlではなくてball)
ボールはよく海外の高校などであるプロムのダンスみたいなもので、海外のノリノリの雰囲気を味わうことができます。ソウルでは、暗いダンスフロアが眩しいライトで照らされて、大声で歌ったり飛び跳ねたりする人が多かったです。私たちは正装をして行きましたが、カジュアルな服装でも許される環境でした。
4. 将来参加する生徒へのアドバイス
海外で大きな大会に参加してベストを尽くすというのは誰にとってもハードルが高いことです。勉強の進捗や大会の結果に一喜一憂するのもいいのですが、それ以上にためになるのは大会を通じての自分自身、そしてチームの成長です。大会の直前になると、このマインドセットを保つことが難しいので、私は準備の段階から自分に言い聞かせるようにしています。皆さんも普段からこのように考えてみたら、少しはモチベーションにつながるのではないでしょうか。
ところで、WSCに参加すると必ずついてくるのがアルパカのぬいぐるみです。地方ラウンドで小さいのが一頭、グローバルラウンドでより大きいのが一頭全員もらえます。なので、グローバルラウンドに参加する場合、あらかじめトランクの中にスペースを空けておくようにしましょう(どうしても入り切らない時には良い機内のネックピローに変身します)。
あともう一つ、驚くべきグローバルラウンドやTournament of Champions特有のものがあります。それはトロフィーの付属品としてついてくるパイナップルです。信じがたいことですが、ソウル大会で上位入賞した私たちはトロフィーと共に大きなパイナップル丸々一個をもらいました(後日ホテルで美味しくいただきました)。このようにびっくりするようなことも多い大会なので、心の準備もしておきましょう。
5. 最後に
この記事を読んで、少しでもWSCに参加してみたいという生徒さん、WSCに出場する子どもをサポートしたい親御さんが増えれば大変うれしく思います。最後までお読みいただきありがとうございます!
もっと興味があったら、大会の公式サイトのリンクを貼ったので、良かったら見てみてください!:https://www.scholarscup.org/
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